大資本による土地収奪が世界各地で行われている。フィリピンのミンダナオで自給農業を営むマリーナさんは、周囲の農地が次々とドールに買収される中、生活の根拠である土地を手放してはいけないと、村の農民に呼びかける。短い映像であるが、農地があってこそ成り立つ生活が、その農地の収奪によって、完全に破壊される現実を、観るものに突きつける作品である。