「よって、原発の運転は許されない」
2014年、関西電力大飯原発3・4号機の運転差止めを命じる判決を下した樋口英明裁判長。国が、電力会社が、専門家が、「安全」と言い続けてきたその根拠が、とんでもないまやかしであったことを、反論の余地のない事実をもとに暴いた、誰にでもわかる明確で画期的な判決だった。この判決を無視して原発回帰に舵を切る国が、いかに国民の暮らしや命を、環境を軽んじているかを教えてくれる、必見のドキュメンタリー。そして福島原発事故の放射能被害に苦悩した二本松市の有機農家たちが、畑で農作物と一緒に電気をつくる営農型発電に挑戦し、「原発いらない!」を力強く発信。新たな農の形に笑顔で取り組む姿に、希望が見える。