1966年初冬から翌春にかけての川崎市北部の建設現場と飯場の暮らしを描いた本木勝利制作のスライド作品『出稼ぎ』を軸に、その後の半世紀にわたり国の政策に翻弄されてきた農民のその時々のありようと村の変容を、二十人余りの証言と映像で描く。病に倒れた農村女性を悼む詩「死んだ姉に」(作・朗読:本木勝利)を付録収録。 【解説】 大野和興(本作監督・農業記者)