ペシャワール会は、中村哲医師を現地代表として、1984年にパキスタンのペシャワールで医療団体としてスタートした。水と食糧さえあれば大半の病気は治ると考え、2000年からは、アフガニスタンで始まった大干ばつへの対策として、1500本以上の井戸を掘り、全長24キロの農業用水路の建設も行なってきた。60万もの人の雇用対策となり、難民になるか軍閥や米軍の傭兵になるしかなかった村に、平和をもたらしている。3000haの田畑が甦り、10万を超える農民の暮らしが戻ってきた。