国際有機農業映画際

2018年11月18日(日)法政大学市ヶ谷キャンパス富士見ゲート棟G201教室

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上映:11月18日 17:05~

トマト帝国

2018年 初上映 反グローバリゼーション
  • 2017年/フランス/70分
  • 英語・中国語・仏語|日本語字幕
  • 原題:L'Empire de l'or rouge
  • 監督:ジャン=バティスト・マレ、ザヴィエ・ドゥル
  • 制作:Little Big Story, Groupe PVP

トマト帝国
南仏プロヴァンス。ある日、慣れ親しんできたトマト工場が中国資本に買収され、原料が中国から輸入された青いプラスチック容器に入った濃縮トマトになっていた。中国に飛んだ監督は、新疆ウイグル自治区の広大な農場で栽培される加工用トマトに出会う。あまりトマトを食べない中国が、なぜ、トマトを作り濃縮加工までして輸出するのか。貧しい出稼ぎ農民や児童労働によって収穫されたトマトが、増量剤や着色料を混ぜた濃縮トマトに加工され、ヨーロッパに輸出される。大きくて青いプラスチック容器の濃縮トマトは水を加えられ、合法的にイタリア産、欧州産のトマトケチャップやトマトソース、トマトジュースとして再輸出されるというからくりが浮かび上がってくる。

中国の加工トマト缶が席巻したアフリカでは、地元の零細トマト農家を叩きのめす。カナダでは、中国産濃縮トマトの顧客となったハインツの労働者は失職し、原料トマトを作っていた農家も納入先を失う。米国におけるトマト労働者の闘いの歴史や、現代の世界的なトマト産業の現状も明らかになる。濃縮トマトをたっぷりと使ったケチャップの味は苦く、自由主義の匂いをまとい、移民の血の色に染まっている。