イスラエルの占領下、壁と経済封鎖に生活は苦しさを増している。そんな中でも、パレスチナの農民はオリーブの木に「ここに生きている」という自らの存在を託し、一家総出の収穫作業に汗を流す。農民の営為を追いながら、その農民と協働するNGO「パレスチナ農業復興委員会(PARC)」の活動を紹介する。有機オリーブの搾油工場を作り、国境を越えフランス、日本の市民とフェアトレードでつながる。このオリーブオイルは、日本にも届けられている。
2023年10月、パレスチナイスラム組織ハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃、そしてその自衛と称しイスラエル軍がガザ地区への軍事作戦を開始、大量虐殺の様相を呈すまでに。2007年に当映画祭で上映された本作品を11:30から、19:00からと緊急再度上映を予定。