国際有機農業映画際

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2012年 映画祭開催情報


2012Cover

 あの3・11から二年になろううとしています。前回の2011年映画祭のテーマは「それでも種をまく」でした。従来の価値観が根底から問い直されていた時代状況のなかで、たったひとつ確かなものがそこにあるという思いで選択したテーマでした。
 2012年映画祭を迎え、有機農業を掲げる映画祭に携わるものとして、いま世の中に問えるものは何か。話し合いを重ね決まったのが、「こんな世の中、ひっくり返さなあきまへん」というテーマです。ゆるゆると土をつくり、虫たちと付き合い、雑草に価値を見出し、そんな有機農業の営みにこそ、この混沌とした時代の変革する鍵があると考えます。“ゆるゆる革命”をワクワクと楽しみながら一緒に歩き出しましょう。
                ご来場、お待ちしています。

 

2012年8月 国際有機農業映画祭運営委員会 共同代表

大野和興

 

 

 

 グローバル金融危機と「3・11」大震災・原発危機による深刻な「二重の危機」に揺れる日本。そこからいかに再生し、グローバルな持続的未来を開くのか、われわれは今、大きな課題を突きつけられています。金銭的利益を追い求める経済効率優先主義の中で、隅に追いやられてきた「衣・食・住・職(生業)・文化」が一体となった暮らし。歴史の風雪に耐えながら持続してきたその現場にこそ本当の知恵があり、大地の恵みを生かす農と暮らしのあり方には、危機を超えてゆく豊かな可能性があります。
 内外の映像を通じて、本映画祭が、持続的な未来を開く一助となるものと確信しています。

 

2012年8月 法政大学サステイナビリティ研究教育機構

研究企画運営委員長・経済学部教授 河村哲二

 

 

《上映作品》
花はどこへいった、 米の放射能汚染ゼロへの挑戦、 それでも種をまく
未来への診断書―水俣病と原田正純の50年、 お米が食べられなくなる日
ホッパーレース -ウンカとのいたちごっこ、 
太陽の女王 -ミツバチからの問いかけ、 ダート! -どろ に こころ の物語
地域のタネを守る -ベトナム・ムオンの人々
探そう!地元のオーガニック野菜、 雑草、 




《特別企画》

特別企画1: シンポジウム「こんな世の中ひっくり返さなあきまへん」
       (外濠校舎 さったホール 15:40~)
 農薬、放射能、枯葉剤、遺伝子組み換え作物…。映画祭の上映作品を見ると、私たちの社会のひっくり返さなくてはならない現実を思い知らされます。しかし、原発の再稼働に抗議して官邸前に多くの人びとが集まったことに示されるように、世直しはすでに始まっています。その中でとくに注目されているのは、ひっくり返すための「小さな」実践です。原発のような大規模集権型ではなく、太陽光や小水力のような小規模分散型の発電が、環境や地域経済への影響という観点から評価されているのは、その一例です。
 シンポジウムでは、農業、まちづくり、メディアの場で「ひっくり返す」実践をされている方にお話をうかがいます。活躍の場こそ違いますが、三人に共通するのは、「小さな」試みをされているということです。小さいから力が弱いということではなく、それは、「ひっくり返す」という言葉で想像するよりもしなやかで、地に足のついた実践です。都知事選と衆議院選挙の投票日に、三人の報告者とコメンテーターにナビゲーターになっていただきながら、会場のみなさんと現在進行中の世直しについて考えます。
      【報告者】
    • 菅野正寿さん(福島県二本松市の有機農家)
    • 古田睦美さん(長野大学教員)
    • 白石草さん(Our Planet TV)

【コメンテーター】

    • 河村哲二さん(法政大学サステイナビリティ研究教育機構)

【コーディネーター】

  • 安藤丈将(国際有機農業映画祭)
特別企画2 : 3分ビデオ リレー上映
        (外濠校舎 さったホール 13:45~)
「こんな世の中、ひっくり返さなあきまへん」をテーマに、一般公募した自然や環境、農と食に関する作品を上映します。
特別企画3 : いのちの農業の試練―福島の土と共に生きる
        福島県有機農業ネットワーク 菅野正寿さん報告

        (外濠校舎 5階505教室 17:15~)
もともと有機農業が盛んだった福島県。健康、環境を地域で守ろうという営みが各地で育まれていました。そして3.11。安全を人一倍気づかってきた有機農家にとっては試練の季節になりました。しかし一年を過ぎて、人々のネットワークは協力し、計測と検査に基づいた自信を取り戻しつつあります。この特別企画では、福島の農業を守るために人びとと共に生きる道を歩む有機農家菅野正寿さんに報告していただきます。コーディネーターは、安川直佑(アジア太平洋資料センター)。
映画祭フライヤー兼パンフレット

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2012_omote 2012_ura
おもて面(730KB) タイムテーブル(720KB)

 

 

会場 法政大学 市ヶ谷キャンパス 外濠校舎 6F 薩埵ホール
アクセス 【JR線】 総武線:市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分
【地下鉄線】 都営新宿線:市ヶ谷駅徒歩10分
【地下鉄線】 東京メトロ有楽町線:市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分
【地下鉄線】 東京メトロ東西線:飯田橋駅下車徒歩10分
【地下鉄線】 東京メトロ南北線:市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分
【地下鉄線】 都営大江戸線:飯田橋駅下車徒歩10分
開催日時 12月16日(日)10:00~20:30
参加費 前売 1,800円・当日 2,500円・学生&25歳以下 1,000円(要証明書提示)
※15歳以下無料(要予約)
※前売り券の申込期限は12月7日です。お申し込み後、参加費の振込先をご案内しますので12月10日までにお振込下さい。
※再入場自由です。再入場の際は、入場時にお渡しする半券をご提示ください。
協力 NPO法人アジア太平洋資料センター
NPO法人日本有機農業研究会
東京ピースフィルム倶楽部
協賛 アジア農民交流センターNPO法人APLA
株式会社イーエム・ジャパン
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
小川町まいっか農場 田んぼ部、 おまめ耕房
オルタートレードジャパンクラフト工房LaMano
コモンズ秀明自然農法ネットワーク
上越有機農業研究会
まいにち☆ヤサイ、 全日本農民組合連合会
創森社地球的課題の実験村
日本国際ボランティアセンター日本消費者連盟
二本松有機農業研究会、 ニューロ・カフェ
パルシステム生活協同組合連合会NPO法人パルシック
ポケットファームどきどき
三春・滝桜花見祭実行委員会
NPO法人ミュゼダグリ