国際有機農業映画際

2017年12月3日(日)全電通労働会館ホール

MENU
HOME
映画祭について
開催概要
上映スケジュール
作品紹介
チケット
アクセス
過去の映画祭

上映:12月3日 13:35~

生きる 伝える
“水俣の子”の60年

2017年 地域 暮らし 環境
  • 2016年/日本/46分
  • 監督:東美希
  • 制作:熊本県民テレビ

2017Minamata

2016年4月、熊本県に大地震が襲う。その直後、水俣湾の公園を歩く男性がいた。ここは水銀ヘドロを埋めて造ったから心配で…と、亀裂がないか、ヘドロの流出はないかと見て歩く不安気な後ろ姿。

水俣病の公式確認から60年、あの時幼かった3人を追う。おしゃべりで活発だった幼子はもう一言も話せず、ヘッドギアが離せない。介護をしているお姉さんも病に倒れて車いす生活になっているが、「妹より先には死ねない」という。胎児性水俣病で今は施設で暮らす男性の楽しみは、書を書くことと一杯の焼酎。太い筆をしっかり握りしめて大きな紙に揮毫したのは、この映画のタイトル「生きる 伝える」だ。比較的軽い病状の女性は訴訟を続ける。敗訴通知を手に「意思を伝えられる私は、他の方のために発言し続けたい」と痛い体を引きずる。

1997年に水俣湾の安全宣言があり、漁が再開された。だが水俣病はいまだに終わっていない。地元、熊本県民テレビの報道姿勢が生み出した珠玉の一篇。