セネガル南部のカザマンスには、漁師、魚加工業者、難民、移民労働者が集ま ってくる。海岸近くの漁船まで泳いで水揚げした魚が加工され、周辺の国々の 食を支えている。しかし加工に使われる燻製用の木材は、周辺の森をはだかに し、たち込める燻煙が作業場で働く人々の健康を害する。やがて大手外資の飼 料工場が進出し、加工所は廃墟に。環境破壊と大資本に翻弄される人々を追う。 第6 回グリーンイメージ国際環境映像祭 グリーンイメージ大賞受賞作品。