10年後には日本でお米が食べられなくなるという危機感から記録した作品。米の増産を叫ぶ一方で大量の小麦を輸入してきた政府。お米の消費量が減少すると一転、生産量を規制する減反に。揺れ動く農政に翻弄され、苦悩する農民。農水省は、当時政府が進めていたTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に参加した場合、90%もの米が輸入米に置き換わると試算。それを良しとしていた。そして12年後の今夏、令和の米騒動は起きた。