
【はじめに】
有機農業や環境、農薬、遺伝子組み換えを主なテーマに内外の秀作を上映してきた国際有機農業映画祭は、今年で20回目を迎えました。今年は大正大学を会場に開催します。第20 回は「いのちをつなげ」をテーマに、日本初公開の海外作品を含む5作品を上映します。
今年の夏は毎日のように熱中症への注意が呼びかけられていましたが、気温が40度を超えることが普通になってきました。2026年は早い時期から高温化による斑点米カメムシへの注意と防除が呼びかけられていました。また、8月の千葉県で起きたような局所的な洪水が起きる一方で、九州北部では雨不足で田んぼの水が枯れるような事態も起きています。
米国とイスラエルのイラン攻撃による石油危機を背景にした物価高騰の一方で、一昨年来のコメ不足が、一転、コメの在庫膨れによる投げ売り気配で急落しています。JAの概算金も昨年から4割減が当たり前のような状況です。これではもうコメを作り続けることはできないと来年以降のコメ栽培をあきらめる声が聞こえてきます。作り続けられないということは、コメが食べ続けられなくなる未来が待ち構えていることになります。農と食の危機=農食危機の時代が目前に迫ってきているといえるでしょう。
第20回は、こうした状況を考える作品を5本選びました。併せてムラの農業の現状を、長年農業で暮らしてこられた菅野芳秀さん(山形県長井市)と柳谷励子さん(岩手県花巻市)のお二人に語っていただきます。
【日 時】 12月5日(土)10:00~19:00 開場 9:30
【会 場】 大正大学 7号館(東京都豊島区西巣鴨3-20-1)
【参加費】前売券 2,500 円 当日券 3,000 円 25 歳以下無料
※25 歳以下の方は、当日、証明証を提示していただきます。
※チケット購入は http://www.yuki-eiga.com/ticketより
※チケットは10 月1 日より販売します。
【上映作品】
●『田田田~田んぼのささやき』 ※先行上映
2026 年/日本/111 分 監督:佐藤洋紀
作品解説:大野和興(農業ジャーナリスト)
●『令和の百姓一揆2026』
2026 年/日本/10 分 制作:令和の百姓一揆実行委員会
作品解説:令和の百姓一揆事務局
●『ともに育てる』 日本初公開
2022 年/ニュージーランド/39 分 原題:『Together We Grow』
監督:ジョーダン・オスモンド、アントワネット・ウィルソン
制作:Happen Films
作品解説:毛利公美(東京都有機農業研究会代表)。
●『身土不二』
2025 年/日本/83 分 監督・安孫子亘 制作:ミルフィルム
作品解説:安孫子亘監督
●『50℃で生きる』
2021 年/イギリス/59 分 原題:『Life at 50℃』
監督:ギャビン・サール、ナマク・コシュナウ
アジアンドキュメンタリーズ配信作品
作品解説:上野 香(農民、三里塚ワンパック野菜)
【野良語り】東北の百姓が語る いのちと地域の耕し方
菅野芳秀(かんの よしひで)さん
山形県長井市で循環型農業を実践する米農家で社会活動家。大正大学客員教授、置賜自給圏推進機構共同代表などを務め、生ゴミのリサイクル運動「レインボー・プラン」や、危機に瀕する農業の再生を訴える「令和の百姓一揆」を主導。著書に『生きるための農業 地域をつくる農業』などがある。
柳谷励子(やなぎや れいこ)さん
岩手県花巻市で「わらしべ農園」を営む有機農業家。30 年以上にわたり、合鴨稲作や無農薬野菜、採卵養鶏、和牛などの複合経営を実践。地域では事実婚の選択や「とうわ9 条の会」の活動を通じ、ジェンダー平等、平和、食の安全を発信。命のつながりと持続可能な暮らしの尊さを伝えている。
コーディネーター:小野田明子(国際有機農業映画祭運営委員)
【つながるマルシェ】
20 年間仲間としておつきあいしてきて団体や有機農家などが、一堂に会して書籍や野菜、食品などを販売します。詳細は直前のHP をご覧ください。
【開催案内チラシ】









